まちかど情報室「”まるい”形が いいんです」
2015/02/27(金)の放送でした。
●ペンケースに入るはさみ=「ハサミ<ホソミ>」
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友達と勉強中の高校生のTさん。
プリントをノートに整理するときに欠かせないのが、はさみ。
使いやすい大きさのものは、なかなかペンケースに入りません。
持ち手がはみ出ています。
そこで使い始めたのが、持ち手に”丸”が使われているはさみ。
そのリングの向きも普通のものとは、違います。
使うときに親指と中指がスムーズに動かせるようにデザインされています。
幅も小さくなっています。
刃の長さを変えずに、持ち手の形状をコンパクトにしています。
Tさんのペンケースにも収まります。
「形がおもしろいなと思ったんですけど。持ち運べるのがすごくいいと思います。手にフィットするので切りやすいです。」
鈴木 「使いやすそうでしたね。意外と。」
実際にはさみを持つ手の形を作ってみると、平面ではなく、親指と中指がひねったような形になっています。
その自然な指の形に合わせて、持ち手をデザインしています。
開発のきっかけは文具メーカーが行ったアンケート。
会社員や学生にはさみについていろいろ意見を聞いたところ、「使いやすくてペンケースにもしまえるハサミが欲しい。」と言う声が多く寄せられたそうです。
全体を小さくする以外のアイディアを考え出しました。
持ちやすいリングの形は、子供に箸の持ち方を練習させるリングのついた箸をヒントにして考えたそうです。
40種類くらい、いろんな形を試してたどり着いた形だそうです。
スリムなはさみを待っていた人は多いと思います。
これは、これで開発のドラマがありそうですね。