まちかど情報室クリスマススペシャル!「”遊び心”に挑戦!進化するおもちゃ」
2014/12/23の放送でした。
チョロキューが進化したという話題を受けて、リモコンヘリの話題に続きました。
●世界最小のリモコンヘリ=「赤外線ヘリコプター ピコファルコン」
・問い合わせ先:株式会社シー・シー・ピー お客様サービスセンター
Tel:03-3527-8866
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全長5.85センチという世界で一番小さい、リモコンで動くヘリコプターです。
和久田アナウンサーが操縦に挑戦しました。
一気に上昇し、加減しようとしたら、落ちてしまいました。
飛べるのは、分かりましたが、操作にはある程度、練習が必要だと思います。
おもちゃ売り場では人気。
「すごい」「おもしろい」
という声が飛び交っています。
開発した玩具メーカーに、小山アナウンサーが取材に行きました。
出迎えてくれたのは、ヘリコプターのラジコン。
「小山さんいらっしゃいませ!!」の垂れ幕を、おろしました。
小型ヘリコプターを開発したのは、松田正吾さん38歳。
松田さんが作った、小型ヘリコプターを分解して部品を並べてみると、小さいことさ再確認できます。
電池は10円玉よりも小さくて、重さはピンポン玉の半分の1.37グラム。
ボディーは左右あわせても0.67グラム。
一番軽いネジは、0.02グラム。
28個の部品の総重量はたったの9グラムです。
小山さんも上手に操縦していましたが、ちょっと息をかけてしまったところ、墜落してしまいました。
松田さんが小型ヘリコプターを開発したのは8年前。
そのときは18.5センチ。
これを5000円あまりで発売したところ、人気が沸騰。
60万台以上売り上げたそうです。
大ヒットに自信を深めていましたが、、、、
国内だけでなく海外のおもちゃメーカーもぞくぞくとこの市場に参入してきて激しい競争にさらされることになります。
その後手がけた商品の売上は伸び悩みました。
「作るんであれば、世界で一番ちいさいというものを作っていこう。」
10センチ以下の超小型ヘリを目指して、開発をスタート。
徹底的な軽量化を図りました。
試作品を作ってみたところ、上手く飛びませんでした。
問題は、軽くした来た機体を同じ方向に回転する2枚のプロペラで飛ばすというシステム。
機体が安定しません。
松田さんは、軍用機など特殊なヘリコプターに採用されているシステムを参考にしました。
2つのプロペラを別々の方向に回して機体を安定させます。
これを実現させるためにはモーターが2つ必要。
機体の重さを増やさずに実現する方法を模索しました。
松田さんが目をつけたのは、スマートフォンを振動させる小さくてパワフルなモーター。
長さ1.2センチ。重さ1.38グラム。
これなら2つ載せても大丈夫。
去年8.1センチの製品を完成させました。
機体の傾きも自動で修正できるようにしました。
その機能は、これもスマートフォンの技術を応用したもの。
ジャイロセンサーを搭載しました。
このおもちゃは、世界一小さなリモコンヘリとしてギネス世界記録に認定されました。
松田さんは世界記録を自ら更新しました。
「世の中がもう一歩進んで、新たな技術や素材が出てきたときに、おもちゃもまた一歩進化できる。その結果、あたらいい面白いものを作り続けることができるんだと思いますね。」
スマートフォンは、結局は技術の粋が集められたものだということが分かりますね。
他の製品への影響力も計り知れないものがあります。