NHKおはよう日本、2015/07/14(火)のまちかど情報室のテーマは、
「夏こそ“菌活”」
●ミドリムシのパウダー
【アマゾン】
お子さんと2人でおやつの時間。
Sさんが食べているのは緑色のパンです。
「ミドリムシが入っているパンなんです。」
ミドリムシはちょっと前から話題になっています。
ムシとついていますが、植物と動物の両方の性質を持つ、藻の仲間です。
そのミドリムシを乾燥させてパウダーにしたものを練り込んだパンだったのです。
ミドリムシがなぜ“菌活”なのか?
実験をしてみたそうです。
乳酸菌を含む牛乳を用意。
何も加えないものとミドリムシを加えたものを置いて比較しました。
18時間後、ミドリムシを加えた方だけヨーグルトになりました。
ミドリムシは栄養豊富で、それを食べた乳酸菌が一気に増えたからだと考えられます。
ミドリムシが菌の活動を助けてくれたといえます。
“菌活”に役立つミドリムシのパワーに研究者たちも期待を寄せています。
大阪府立大学教授 中野さん 「ミドリムシが非常に高い栄養価を持っていることからすると、乳酸菌や腸内の善玉菌の増殖を助けることは可能だと思います。」
Sさんは、パン以外にも普段からミドリムシが摂れるように、ヨーグルトにかけたり挽き肉にまぜて料理に使ったりしています。
「熱を加えても栄養素が壊れないので、いろいろ料理に使えてすごく便利です。
お腹の調子がすごく整ってきたなという感じがあって、毎日困ることはなくなったかなと、思ってます。」
ミドリムシは別名「ユーグレナ」らしいですね。
いくつかの種類が販売されています。
ミドリムシ100%というものは、見当たらないようです。
まだ、製法が確立していないのかも知れません。
パン以外にもドリンクやヨーグルト、お菓子など、いろいろ食べ方があります。
厳しい暑さが続くので、熱中症に気をつけつつ、おなかのケアもしっかりしていきたいものです。