まちかど情報室「思い出の品 大切に」
2015/05/14(木)の放送でした。
●丈が短くても着物を裁断せず着られるようにする加工サービス
問い合わせ先:(有)あさぎコンセプト
email:info@asagiconcept.co.jp
亡くなった母親が着ていて着物を大切にし
まっている主婦のWさん。
「ただ見てるだけで、懐かしいなあって思っているだけでした。」
Wさんには、少し丈が短いのでした。
帯の下に御端折り(おはしょり)を出すのが難しかったそうです。
短いので、足りなくなってしまいます。
おはしょりは、着付けで一番時間がかかる作業です。
腰のあたりの布を何度もたくし上げながら幅を調整して帯でしっかり留めないといけません。
そこで利用したのが、着物を裁断せずに、特殊な縫製で加工するサービス。
生地を縫い合わせておはしょりを作るので、着物の丈が少し短くても十分な幅が取れます。
しかも、腰紐などの小物を使わずに、一人でベルトを止めて簡単に着られるようになりました。
「”お母さん、私も着てるわよ。”という感じ。
こういう加工法があると娘にも、”おばあちゃんの着物よ”と着てもらえたらうれしいなと思っています。」
和久田 「長い着物だったらなんとか短く着られそうですけど、短いものもきれいに着られるというのは、びっくりしました。」
身丈に「縫い込み」という余裕があれば、丈を伸ばすことができるそうですね。
ただ、以前はあえて身丈の縫込みを取らないことも多かったとか。
余り布で草履や巾着を作ったそうです。
丈を伸ばすために「胴剥ぎ」するということもできるようですね。
身丈に縫い込みがない着物で、胴剝ぎをすることもなく短めの着物をきれいに着られるようにするというのは、すごいことだと思います。