まちかど情報室「温かく 過ごそう」
2014/11/27の放送でした。
●背中や腰の冷えに=「昔ながらの防寒着「ねこ」改良版」
この季節の台所仕事、、、
Hさんのつぶやき
「洗い物はお湯で暖かくていいんですが、背中と腰がどうしてもスースーして寒くて、、、」
ということで、使うようになったものがあります。
人の体のラインに沿っているような、エプロンのようなもの。
前につけるのではなくて、腕を通して、背負いました。
背中と腰がすっぽり覆われます。
参考にしたのは、長野県南木曽町に古くからつたわるという、その名も「ねこ」という防寒着。
家の中でその昔、笠作りなどをするときに、背中と腰が冷えるということで使われていたそうです。
これを現代文にアレンジして、軽くて保温性が高いものにしたそうです。
7層になっています。
綿、フリース、アルミなどが重ねられています。
熱が外に逃げないように工夫されています。
「あったかいわりにすごく軽いんですね。だから、着てる感覚があまりなくて、、、
前とか腕のところがないので、動きやすくて家事もすごく楽になりましたね。」
カイロを入れるためのポケットもついています。
南木曽町におばあちゃんがいるというメーカーの社員が、防寒着を考えようとしたときにおばあちゃん愛用の「ねこ」の存在を思い出して、それをベースにすることにしたそうです。
何度も試作品を作って、おばあちゃに着てもらっては、着心地を確認しながら1年かけて完成させたそうです。
昔ながらのいいものを、上手に現代風にアレンジしていますね。