まちかど情報室「お米が変身!」
2016/01/13(水)の放送でした。
●米をゲル状にした食品素材=「米ゲル」
とろっとした白いもの。
おかゆではなくて、米ゲルと呼ばれているもの。
お米の新たな活用法として研究が進む、新しい素材です。
炊いた飯を、高速のミキサーでかきまぜて作ります。
米ゲルに油や卵などをまぜてオーブンで焼くと、パリパリのお菓子になります。
カリッと焼けています。
シュークリームのシューのようです。
米ゲルに牛乳と砂糖を加えるとクリームに変身します。
組み合わせれば、小麦粉を使わずにシュークリームができました。
和久田 「見た目もいいですね。美味しそう。」
低カロリーな上、小麦アレルギーの人にも食べてもらえることをアピールしようと、ガトーショコラやロールケーキなどの試験的な販売も始まっています。
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「米ゲル」を使った製品
☆「お米のジュレーゼ」シリーズ /生産者 (有) 澤田農産
「道の駅 つどいの郷 むつざわ」(千葉県長生郡睦沢町)で購入できるそうです。
通販も行っています。
「お米のジュレーゼ」
ガトーショコラは580円、ロールケーキ480円でしたね。
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試食した女の子
「おいしい。クレームとおんなじ味みたいな感じする。」
米ゲルは一度含んだ水分を長期間閉じ込めることができます。
味もにおいもなく、様々な分野への応用も期待されています。
食品総合研究所 杉山さん。
「米の消費量が減っていますが、ここで全く新しい使い方をすることで、色のレパートリーを広げると。
これを素材にしてできればおもしろいんじゃないかなと思います。」
(食品総合研究所は国がやっている研究所のようですね。)
高アミロース米による新規食品素材「米ゲル」
和久田 「米粉でパンやケーキを作るというのもありますけど、クリームまでお米というのはびっくりしました。」
うどんやアイスクリームにも加工可能だそうです。
硬さも自在に調節できるというところが持ち味です。
調理の仕方によって様々な食べ物に姿が変わってしまうというわけです。
時間が経ってもプルンとした状態が続きますので、ケーキなどのお菓子に使うと日持ちが良くなるそうです。
お米の新たな活用法として広がっていくかもしれません。