ロンドンオリンピック閉幕 まちかど情報室は休止

 お墓参りのときは毎年、暑い、暑いといっていましたが、今年は雨の中のお参りになるかもしれません。函館地方は雨の朝になりました。しばらく降り続きそうな空模様です。
 2012年8月13日のまちかど情報室は、ロンドンオリンピック閉会式のため、休止です。第30回となった夏季オリンピック大会は日本時間13日午前5時から閉会式を行われていたようです。朝起きてテレビをつけると、選手に先立って旗手が入場していました。日本選手団の旗手は開会式と同じ、女子レスリングの吉田選手でした。その後、各選手が、観客席や、他の入り口からいっせいに会場入りしました。日本選手団は、1階の入り口から入りましたが、その入り方の中では先頭でした。けっこう目立っていたと思います。選手たちもカメラやスマホを手に、閉会式を楽しもうとしている感じがしました。中には、ツイッターでつぶやていた人もいるかもしれませんね。

 オリンピック全体で考えると、今大会は、サウジアラビアなどイスラム教国3カ国が初めて女子を派遣し、ボクシング女子の導入で全競技に男女が参加する節目の大会となったということでした。オリンピック委員会も、女子を出さないなら男子の出場も認めないという強い態度をとったと、以前に報じられていたと思います。

 日本選手も女子の活躍が特に印象的でしたね。ストックホルム大会の初参加から100周年となった日本は293選手を含む518人を派遣しました。金メダル獲得の目標は、世界5位・15個でしたが、結果は7個。けれど、銀14、銅17を合わせたメダル38個は、アテネ大会の37個を上回って史上最多でした。胸を張っていい結果だと思います。

ちなみに金メダル獲得者は次のとおりです。

・ボクシング 男子ミドル75kg級 村田 諒太
・体操 男子個人総合 内村 航平
・レスリング 女子フリースタイル48kg級 小原 日登美
・レスリング 女子フリースタイル63kg級 伊調 馨
・レスリング 女子フリースタイル55kg級 吉田 沙保里
・レスリング 男子フリースタイル66kg級 米満 達弘
・柔道 女子57kg級 松本 薫

改めて見てみると、レスリングが4つの金メダルを取っています。小原選手・伊調選手は青森の八戸出身であったと思います。盛んなところなんでしょうね。今回は盛り上がったと思います。
今回初めて、レスリングをじっくりと見ました。ルールも面白かった。延長戦に入るときにはくじのボールをひいていました。判定に不服があるときには、四角いクッションのようなものを投げ入れて、ビデオ判定を申請する「チャレンジ」というしくみもありました。審判のしぐさもユーモラスに感じることがありました。

この17日間は、私にとっては短かったです。
2016年大会は南米初、ブラジルのリオデジャネイロでの開催となります。
4年後もきちんと世界の平和のあってほしいです。

閉会式のアナウンサーが紹介していたエピソード。
グアテマラの21歳のバロンド選手。男子20キロ競歩で2位に入り、グアテマラに初のオリンピックのメダルをもたらしました。
治安の悪化を心配するバロンド選手は、「少年たちが、銃やナイフを捨て、トレーニングシューズを手にしてくれたらいい。」と言っていたそうです。
印象的でした。