背中に一人で湿布を貼れる器具=「背中とど君です【特大】」20150914-1

「お年寄りの生活 サポートします」
2015年9月14日(月)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

敬老の日を控え、お年寄りの悩みに応えるアイデアが紹介されていました。
今年の敬老の日は21日。シルバーウイークの中日になりました。
おじいちゃんおばちゃんと、久しぶりに会うという方も多いかもしれません。
●背中に一人で湿布を貼れる器具=「背中とど君です【特大】」

釣り竿のような、不思議な形をしたものが登場しました。

木工芸が趣味というKさんが使っています。

同じ姿勢で作業に集中すると、肩がこったり、腰が痛くなったりします。
そこで先程の器具の出番となります。

左右の手に取手を持って、左右日本のアームを動かせるようになっています。
肩たたきをするようにも見えましたが、、、

Kさんはシャツを抜いて、器具を背中に当てました。
器具のロール部分には湿布が載っていました。

上に引き上げると、きれいに湿布が貼れました。
これを使えば、貼りにくい場所にもうまく貼れるようになります。

先端の黒い筒は、ローラーでその上に湿布を載せます。
貼りたい場所に貼る工夫があります。

熊手のような部分がついています。
痛くないように先が丸くなっています。
これを背中にあてて、どこに貼るか確認できます。
場所が決まったら、ハンドルを操作してローラーをころがせばさっき熊手を当てた部分にうまく貼れます。

「人に貼ってもらったような感じ。
自分の思ったところに行きますんで、これは確かにいいです。」

満面の笑顔で、お話していました。


石油販売会社の社長さんが1年がかりで開発しました。
※「らくだからだ」という会社の製品でした。靴下を楽に掃くための「はきやす」をつくっているところです。
靴下を楽に履くための道具=「らくだからだ はきやす」20141117-3

この「背中とど君です」は、ローラーを固定できるようにしているので、湿布を貼る以外にも、薬を背中に塗るのに使うことができます。
背中が痒いときに、孫の手のように使うこともできます。

リクエストにこたえるうちに、機能が増えていったそうです。

面白い器具ですね。
貼りたいところを、押しながら探して確認できるというのはとてもいい機能だと思います。
どこに貼っていいのか迷うことはよくありますからね。