鏡のような紙が使われた絵本=「かがみのえほん」20150420-1

「親子で楽しもうユニーク絵本」
2015年4月20日(月)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

担当の中村アナウンサーのクイズ。
「鏡・影・錯覚、これは何に使われているアイディアでしょう?

ちょっと難しかったです。
実は絵本でした。
大人も子どもも楽しめるユニークな絵本のアイデアが紹介されていました。

 
●鏡のような紙が使われた絵本=「かがみのえほん」(わたなべ ちなつ)

現在、『きょうのおやつは』と『ふしぎなにじ』の2冊が出されているようですね。

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割った卵やパックから注いだ牛乳。
湯気が立ち上る様子まで浮き出て見える絵本。

これを楽しんでいるTさんの家族。
この絵本は、90度に開いて読みます。

片側のページに、鏡のように見える特殊な紙を使って、イラストを写し込んで立体的に見せる仕組みです。

「浮かんでる。取れそう。」

ホットケーキができ上がるまでの様子を楽しむことができます。
「映るだけじゃなくて、ここを持つと自分で卵割ったみたいになるでしょう。」

ページの端に手や指を添えると、自分が作っているように見えます。

「子供たちには、おもしろいという新鮮な驚きだったんですけれど、ああ、なるほどって大人も感心して楽しめるような本だなと思いました。」


鏡の反射をテーマに作品を制作しているグラフィックデザイナーの女性が作った本です。
絵本を作るときに出版社が苦労したのが、鏡のような特殊な紙。
作るの2年かかったそうです。

表面に指紋のあとが残ってしまうと立体的に見えなくなってしまうので、指で触っても指紋がのこらない特殊な紙を開発しました。

作者のインタビュー記事を読んでみると
絵本ナビの記事
「実際に鏡を使いながら書く」
「白インキを上手に使うことで、独特の透明感を出している」
ということがわかり、より興味深くなりました。