水に浮く布団=「SAVING FLOATER」20150901-1

「いざというときに備えます」
2015年9月1日(火)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

9月1日は「防災の日」。
地震・津波・台風、大雨などの災害への備えをもう一度見直す日です。
いざというときに身を守るためのアイデアが紹介されていました。

 
●水に浮く布団=「SAVING FLOATER」

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静岡の海沿いの町。
海岸から1キロあまりのところに住むFさんご家族。

「地震が起きてから5分くらいでここに津波が到達するといわれています。」

そこで使い始めたのが特別な敷布団。

津波が来る恐れがある場合、一刻も早く高台などに避難することが必要です。
これは常に変わりありません。
寝ていて逃げ遅れてしまい、家の中に取り残されるということもあります。
そうなっても命が助かる可能性を残したいということで開発されました。

この布団、水に浮くようになっています。

中に入っている発泡ビーズ、たっぷり空気を含んでいるので水に浮くというわけです。

3年の開発期間をかけて、京都大学防災研究と滋賀県の寝具メーカーが作りました。

京都大学防災研究平石教授 「家の中に浮くものはそんなにないと思います。
緊急避難的に布団につかまっておれば命が助かる可能性がある。
これだけじゃだめなので、緊急処置ですね。」


VTRの中に水の上での実験風景がありましたが、あれは琵琶湖のようです。
メーカー社長も200回以上自ら琵琶湖で実験を行ったそうです。
その社長いわく、「人生の三分の一は布団の上」
確かに、災害に襲われたときに寝ていたということは、少ない確率ではないと思います。