まちかど情報室「紙で ひと工夫」
2015/03/25(水)の放送でした。
●ねぶたの和紙を使った照明=「KAKERA<カケラ>」
・問い合わせ先:竹浪比呂央ねぶた研究所
Tel:017-7552-1616
ネットショップ → 照明 KAKERA のページ
鮮やかな柄の和紙を使ったライト。
Mさん夫妻が毎年楽しみにしてる地元のお祭りと関係があるものだそうです。
そのお祭りは、「ドンコドンコというリズムですね。」
青森ねぶた祭でした。
2000枚以上の和紙を張り合わせたねぶたの一部を使ったライトでした。
これまで、ねぶたは祭りが終わるとすぐ解体されていました。
和紙の部分もはがされます。
そこで、鮮やかな色や絵のぼかし具合がねぶたらしい部分を厳選して再利用することにしました。
ひとつの大きなねぶたからおよそ100点ほどしか作れない照明器具です。
どこを使ってもいいっていうものではないそうです。
どのねぶたを使ったのか、証明書もついています。
(「kakera使用証明書」というようです。)
Mさんが手に入れたのは、おととしのねぶたを使ったものでした。
(証明書には写真が載っています。)
世界にひとつのものが自分の手元にやってきます。
「ねぶたが違う形で自分の家にやってきて、日常の中に溶け込むというのが、面白い。
ちょっとうれしい。」
鈴木アナウンサー 「祭りのねぶたが一回一回解体されていたんだというのも驚きだし、ちょっとした再利用の仕方がありますね。」
考えたのは、ねぶたの下絵から骨組み、色づけまでを仕切っているねぶた師と呼ばれる方の一人です。
アメリカでねぶたを披露した後に、現地で解体しようとしたところ、観客から和紙の柄がとても美しいから譲ってほしいという声が多数が上がったそうです。
それがきっかけで照明器具として再利用しようということになったそうです。
照明だと、お祭りの雰囲気も出ます。
一点ものというのには、心が惹かれますね。