まちかど情報室「状況に合わせて使えます」
2016/01/29(金)の放送でした。
●衣替えのための入れ替え不要のタンス=「四季ファニチャー」
引き出しがついている棚。
一見引き出しつきのカラーボックスのように見えました。
よく見ると、引き出しには”winter”と “spring”という文字が書かれていました。
状況に合わせて使える家具です。
考えたのは、愛知県豊橋工業高校の生徒たち。
現在実用化に向けて、小型の模型で試作をしているところ。
「ポイントはこの引き出しです。」
引き出しの中を見ると、四つに区切られているのがわかります。
ここに、春物・夏物・秋物・冬物を入れて使うとのこと。
引き出しの形は正方形です。
どの面からでも棚に入れられるようになっています。
二つのシーズンが常に正面に来て90度回すと、一つずつ季節が進むというアイディアです。
和久田 「季節に合った色で色分けしてるんですね。」
冬なのに、春の陽気なんていうときもちょうどいい洋服をすぐ取り出せるので、衣替えの手間が省けるというわけです。
この収納家具は、高校での授業の取り組みから生まれました。
ビジネスに行かせるアイデアを競う高校生の大会で去年グランプリを受賞しています。
(2015年12月12日(土)開催・第14回高等学校ビジネスアイディア甲子園)
(このときの応募用紙が公開されていました。→「四季ファニチャー」応募用紙
「言葉で”こうすればいい”というのは簡単なんですけど、それをどうしたら実現できるのかを考えるのは、難しいと感じました。」
「実際に自分が作ったものが世の中に出て、使ってもらえるとすごく嬉しいです。」
和久田 「男子高校生が衣替えに目をつけて、形にしたというのはおもしろいですね。」
開発チームの学生さんが、お母さんが衣替えの作業しているのを見て、もっと楽にしてあげたいと、発想したとのことでした。
商品化に向けて改善点があるそうです。
厚みの違う夏物と冬物を効率よく収納できるように、中の仕切りを動かせるようにしてはどうかと、いろいろと研究を続けているそうです。
いいアイディアだなと思いました。
引き出しの奥の方が保管スペース、手前側が活用スペースということになりますね。
二つの季節が前に着ていて、季節の変わり目には特に重宝すると思います。
製品化が楽しみです。