柄の部分を手に合わせて曲げられるスプーン=「ウィル1 介護用スプーン」20140703-1

「お年寄りの”手” 支えます」
2014年7月3日(木)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

手の力が弱ってしまい、生活に不便を感じている高齢者の方は多いそうです。
手を支えて便利に使えるアイデアが紹介されていました。

 
●柄の部分を手に合わせて曲げられるスプーン=「ウィル1 介護用スプーン L」
・問い合わせ先:株式会社青芳製作所
 Tel:0120-137-149

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Sさんは87歳。
大好物なのが、カレーライス。
今日も一層にできて、さあ食べようということになりましたが、不安に思ってることがあるそうです。

「年とともに握力がなくなり、持つところが細いのでつるっと滑って、おっこっちゃうんですよ。」

そこで最近使い始めたのが、
ちょっと変わった形のスプーンです。

形状記憶樹脂というものが使われています。
80度以上のお湯につけますとやわらかくなります。
自分が握りやすい形に曲げることができます。

この状態で水につけて冷やせばその形でしっかりと固まります。

Sさんは、スプーンを手にはめた状態で、ゆすってみましたが、落ちません。

「手にフィットしてぴったりはめたような感じで、食べられますので、、、。

おいしいわ。」


安心して食べられるというのは何よりです。

自分の手の大きさや、使いやすい角度に合わせて形が決められるのはうれしいですね。

スポーツ選手のマウスピースなどには使われていたのだろうと思いますが、
形状記憶樹脂と言う言葉は初めて聞きましたが、これからはどんどんと活用されていくことでしょう。

食器を固定できるお盆と器のセット=「こぼれん盆」20140703-2

NHKおはよう日本、2014/07/03のまちかど情報室のテーマは、
「お年寄りの”手” 支えます」

 
●食器を固定できるお盆と器のセット=「こぼれん盆」
・問い合わせ先:芳賀商事株式会社
 Tel:0285-82-5611
 ネットショップ 「こぼれん盆」のページ

栃木県にあるデイサービスの施設。

庭でみんなで野菜を作ってきました。
収穫は楽しみです。
採れたてのきゅうり、なす、などを収穫し、お昼ご飯にいただきます。

81歳のTさんは、食事をするときに、ちょっと悩みがありました。
「左手が震えるので、味噌汁なんかをこぼしてしまうことがあって、、、」

そんなTさんのために施設が用意したのは、特別な食器とお盆のセットです。

手の藤生な家族を介護していた女性のアイディアを商品化しました。
穴に、茶碗や皿がぴったりはまって固定できます。

滑ったり倒れたり、しません。

Tさんが右手だけで食べても、味噌汁のおわんを倒してこぼすという心配が無くなりました。

大好きな納豆も片手でかきまぜられます。

「全然こぼれない。
うまかったです。」

このお盆は傾斜がついていて、食べ物がよく見えるという利点もあります。
お皿の傾きで、おかずをほぐしたりや寄せたりしやすいそうです。

デイサービス職員の方のコメント
「私たちが解除して食べさせてあげるのではなく、自分で食べる意欲が湧いてきて、食べられるというのが一番いいです。」


食べる時にはしっかり固定、取り外しも簡単で洗いやすい、、、
そうするためには、穴にはめるというやり方がぴったりなんですね。

食べるということは大きな楽しみ。
それを安心してできるのは大切なことです。

良い製品ですね。

ペットボトルを軽い力であけられる器具=「スマイルオープナー」20140415-3

まちかど情報室「片手で すばやく」
2014/04/15の放送でした。

 
●ペットボトルを軽い力であけられる器具=「スマイルオープナー」
・問い合わせ先:株式会社サカエ工業
 Tel:0282-43-3501

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主婦のMさん。
リュウマチを患ってから手に力が入りにくくなりました。

ペットボトルのふたも、ご主人に開けてもらいます。

ということで使い始めたものがあります。
黄色いボールのようなものに、顔が描かれています。

それを冷蔵庫のドアに、吸盤で固定します。

登場したのがペットボトル。
取り付けた、黄色いグッズの口にはめて、
ボトル本体をねじって、フタを開けました。

キャップを開けるときに一番力が必要な瞬間は、
ミシン目を外すとき。
このときおよそ、9kg の力が必要とされるそうです。

このグッズを使うと、口にキャップが固定でき、
ボトルの太いところを回せばいいので、開けるときも楽になります。

飲料機メーカーが、
サービスとして自動販売機につけているところもあるそうです。
現在全国で1000台以上につけられているそうです。

子供たちも楽になります。

「力が少なくて開けられる。
とても安心っていう感じがありますね。
にっこりがいいですね。」


鈴木 「これまでも開けやすくする製品はありましたが、
くっつけて、本体を回すというアイディアは、ありそうでなかったです。」

これを考案したのは、福祉を学んでいた栃木県の大学生たち。
実習に行った先で、ペットボトルのキャップが開けにくいという話を聞いて
工夫の末、開発したそうです。

栃木の商工会議所、企業4社が力を合わせて、
製品化にたどり着いたということでした。

大学生たちの行動力に賞賛を送りたいです。

もう一度キャップをするときには、
逆方向にねじってつけることになるんでしょうね?

実際には、キャップがゆるくなった状態で取り外して、
オープナーの中にキャップを残さないのがいい使いただと思います。

片手で爪を切ることができる器具=「ワンハンド爪切」20140313-2

NHKおはよう日本、2014/03/13のまちかど情報室のテーマは、
「キレイに切れます」

 
●片手で爪を切ることができる器具=「ワンハンド爪切」
・問い合わせ先:有限会社ウカイ利器
 Tel:0575-22-4006

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詩吟の先生をしているMさん。
去年、右手首を骨折したあと、指に力が入りにくくなっています。

「一番苦労したのは、爪切り。
時間はかかるし、力が入らんしね。もう、イライラする、、、。」

そこで使い始めたのが、「ワンハンド爪切」です。
大きな爪きりでした。

鈴木アナウンサー 「下駄のような、、、」

開いて、金属のレバーを乗せてセット完了。
固定されている爪切にきりたい爪を差し込んで、
そのまま手のひらで押し下げると、
簡単に爪が切れます。

片手で、爪がきれると言うことです。
「のせて、押すだけ」です。

板が大きめになっていて、軽い力で爪を切ることができます。
きれいに切ることができました。

「ちょっと載せるだけで切れるかんじでね、
これだと、ゆっくり自分の思う通りにやれるで、ええなあと思ってね。」


手を載せるところの素材は木だと思います。
かどがよく丸められていて、見た目もほのぼのとしますね。

てこの原理を使った、シンプルなつくりですが、
その働きが目で見えるところが安心感にもつながると思います。

ハンドルの向きと角度を調整できる包丁=「UDグリップ包丁」20140221-1

「お年寄りの手もとサポートします」
2014年2月21日(金)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

テーマとは関係ないですが、鹿島アナウンサーは言わずには
いられなかったようです。
ソチオリンピック、浅田真央選手のフリーの演技は感動的でした。
浅田選手にはお疲れ様といいたいですね。

お年寄りをサポートするグッズを取り上げていました。
包丁やはさみなど、扱いに特に注意が必要なものです。
●ハンドルの向きと角度を調整できる包丁=「UDグリップ包丁」

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東京、巣鴨での取材。
手の力が弱くなってくると、どういったことが不便になるのか
インタビューしていました。

「重いものを持ったとき、
土鍋とか、落っこちそうな気がする。」

「料理するとき、刻むときとか、、、
やっぱり(握力の衰えを)感じますわ。」

「包丁を取るときに落としたり、
そういうことあるよ。」

料理の場面で、困ることが多いということが分かりました。

今度は小山アナウンサーが実演です。
取り上げたグッズは、柄の部分に特徴がある包丁です。

手にしっかりなじむということと、
万が一、手の力が緩んでしまったときにも、指に引っかかって
落ちにくい構造になっています。

さらに、専用の器具を使って、白いねじを回すと、
持ち手が外れて、角度や向きを変えていろんな取り付け方ができます。

持ち手を刃の真上に来るようにすると
小山 「持ち手が刃の上になるんで、体重を乗せるだけで、
食材を切ることができますね。
力が少なくて済みます。」

年を重ねてくると、長い間立っているのも大変ですから、
座りながらご飯を作ることも出てくるでしょう。

そんな時は、持ち手をL字型につけると、
包丁の付け根の部分が支点になって、
力を入れやすくなります。
てこの原理ですね。
まな板の位置が高くても切りやすくなります。

再び巣鴨。
サンプルで、持ち心地を試してもらいました。
「持ちやすい。」
「力が入るね。」
「手が不自由な人はいいですね。」


日本有数の刃物の産地、関市。
そこで開発されたものですが、
最初はなかなか使ってもらえなかったそうです。
原因を調べたところ、人によって
・どうやったら力が入れやすいか
・握りやすいか
などが違っていたということが分かりました。

色々な形に対応できるようなものを考え出したということです。

確かに、手の状態や使い方は人それぞれですね。

色々変えられるとしても
その人に合わなければ意味がありません。
きちんと、
使いやすい形にセットしてあげる人が必要だと思いました。

握るのを補助するグローブ=「パワーアシストグローブ」20131203-1

「手作業をサポートします」
2013年12月3日(火)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

弱くなった握力をサポートしてくれたり、
わずらわしい手元の不便を解消てくれたりするグッズ。
手元を助けるアイデアが紹介されていました。

 
●握るのを補助するグローブ=「パワーアシストグローブ」
・問い合わせ先:ダイヤ工業株式会社
 Tel:086-282-1245
「パワーアシストグローブ」紹介ページ

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手袋が登場しました。
スイッチを入れると指先が曲がります。

中に手を入れると、握るのを助けてくれます。

Eさんは、頚椎を損傷してから、両手がまひして
物を握ることが難しくなりました。

「字を書いたりするときも、力が入らないので
ちょっと難しいですね。握ることは。」

冒頭に登場した手袋をつけてみました。

そうすると
しゃもじでご飯をよそったり、
片手でポットを持ってお茶を入れたりすることが
できるようになりました。

この手袋は空気が入った小さなボンベと組み合わせて使います。
ボタンを押すと手を握る形に丸まってきて、
もう一度すと手が開きます。

ポイントは指に入っているチューブ。
甲の部分は伸びやすい素材。
裏側逆に伸びにくい素材を貼り合わせることで、
先のボンベから空気を入れ込むとまるで指みたいな動きを行います。

鉛筆やペットボトルを握る、動きを実演していました。
太さが違っても大丈夫です。

Eさんが一番うれしかったのは、
頚椎を損傷してから両手でしか持てなかったペンを
片手で持って、字を書けるようになったということだそうです。

「片手で書けるというのが、新感覚と言うか。
書けるんだな、とちょっとテンションが上がりましたね。」


今まであきらめていたことが、できるようになった
というのは、特別うれしいでしょうね。

ペンを握って、字を書いているEさんは、とても明るい表情でした。

見た目は無骨な感じがしますが、
有力な握力サポートの器具ですね。

高齢者の方の助けにもなってくるだろうと思います。