祝日スペシャル「”使いたい”をデザインする」20141103その2

NHKおはよう日本、2014/11/3(月)文化の日のまちかど情報室のテーマは、
祝日スペシャル「”使いたい”をデザインする」

前半は、デザインにこだわった製品、特に名児耶秀美さんが世に送り出した製品が中心に紹介されていました。
後半は、製品にまつわるエピソードが中心に紹介されました。

名児耶さんは、美術大学を卒業後、大手百貨店で商品をディスプレイする仕事をしていました。
生活用品メーカーで、製品開発も行っていました。

そういう経験を生かして、若者たちのきらっと光るアイディアをどんどん製品化して行こうという仕事を現在は行っています。

どんなふうにアイディアを実現させているのか。その制作現場を取材したそうです。

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東京下町にある雑貨店に小山さんは出かけました。
名児耶さんと会うためです。

出会い頭、名児耶が小山さんに渡したのは
<レタスのように見える折り畳みがさ>
「雨に当たるとレタスがみずみずしくなる傘なんです。」
(おそらくこれかと、、、→「Vegetabrella(ベジタブレラ)」

斬新なアイディアを次々と形にしている名児耶秀美さん。56歳。
2年前にオープンしたこの店は、名児耶が手がけた商品およそ2000点を扱っています。

<一輪挿しで、顔が花になっているもの=「Flowerman」>がアップになりました。

商品のほとんどは、学生や無名のデザイナーたちが考えたアイディアです。
コーナー前半に出てきたクリップがピンになっている製品。
これも学生のアイディアでした。

名児耶さんが日々探しているのが、まだ世に知られていないユニークなアイディア。

本を開くと、しおりが飛び出すというブックカバーも4年前、専門学校の卒業作品展に足を運んで見つけました。

さまざまな生き物のデザイン案の中で名児耶さんがこだわったのは蝶でした。
「電車の中でみんなでこうやって、、、、
お花畑で蝶ちょうが飛んでるみたいで、かわいくないっすか?」

「+d ポップアップ・ブックカバー」

ある大学生が思いついたアイデアを商品化したもの。
サルの反対側には人をかたどった消しゴム。

使っていくとサルから人へと足ずつ進化しながら減っていきます
しっかり消せて、細かい部分がかけないように、専門のメーカーに生産を依頼しました。
発売から3年で200,000個以上釣り上げるという、ヒット商品になりました。
「Evolution(エボリューション)」
【楽天】

「”なくちゃ困る”、ではなくて、”なくてもいいくせに、これ欲しい!”と思うような自分の人生が豊かになったりするようなものを、作って生きたいなと」

商品化に必要な複雑な手続きは名児耶さんが一手に引き受けています。
若者たちのアイデアも納得のいくまで練り上げます。

時には、厳しいことも言います。
「商品化と作品は、やっぱり違いがあるんだよね。」

名児耶さんが、若者たちの発想に注目するきっかけとなったあるできごと。

生活用品メーカーで、製品開発を担当していた時に出会った有名デザイナーの言葉です。
「トイレブラシを作りたいんです、デザインしていただけませんか?と言ったときに”手品みたいにパッと花が咲いて、それで便器が掃除できて、また、パッとしまえちゃう、、そんなものがあったら、僕欲しいな。”といわれたときに、ああそうか、、、と。」

ものづくりで一番大切なのは、機能性だと信じていた名児耶さん。
「使いたくなるデザイン」という考え方に衝撃を受けました。

「使うためだけじゃない、使っていない時にどうあってほしいとか、そういう気持ちが実は、デザインにすごく重要な要素なんじゃないかなと、気づかせてくれた、、、。」

その後、名児耶さんはこれまでにないユニークな雑貨を作りたい、と12年前に独立。
デザイナーの馬渕晃さんと共同開発した商品で存在を広く知られるようになりました。

5年前、当時は会社員の馬渕さんが持ち込んだ、趣味で温めていたアイディア。
カップめんの蓋を抑えるのに使う人形です。

背中にはくぼみがあり、箸置きとしても使えるものでした。
しかし、名児耶さんはこのままでは売れない、もっと見て楽しい形にして欲しいと伝えました。

「人がやせていて貧相だよ。一生懸命さのないなっということを言われました。
背中に箸が置けるというのは要素が二つ出るから伝わりにくいということで、押さえるんだったら一生懸命押さえるというのをコンセプトにして、もう1回全部を考え直してみたら、ということでした。」

名児耶がこだわったのは蓋を押さえるその姿。
誰が見ても必死さの伝わるデザインと言うのを求めました。

馬渕さんはその期待にこたえようと100体を越える試作品を作りました。

その傍らで、名児耶さんは、工場などを回ってどんな素材が適しているのか探りました。

そして完成したのが「Cupmen」

食欲旺盛なちょっと太った男性が、必死に抑えるデザインです。
温かみのあるシリコーンで仕上げました。

さらに、熱で色が変わって行きます。
シリコーンに特別なインクを混ぜて、熱で指先から色が変わるようにしてあります。
発売直後から、愛嬌のあるデザインが反響を呼んで、100万個以上を売り上げました。

馬渕 「くだらないことに一生懸命力を注いで、ものが作れて喜んでもらえたのがすごるうれしいなと感じています。」


おそらく、馬渕さんはこの商品をきっかけにデザインを本職にするようになったんでしょうね。
「Cupmen」はその後、シリーズになっているようです。
800円以上する人形が100万語以上売れたということは、総額は8億円以上ということですね。大きな商売になったものだと思います。

祝日スペシャル「”使いたい”をデザインする」20141103その3

まちかど情報室祝日スペシャル「”使いたい”をデザインする」
2014/11/3の放送でした。

アッシュコンセプト株式会社の名児耶秀美さんは、みずから手がけた商品を扱う雑貨店を海外にオープンさせました。

オーストラリアのメルボルンです。

入口のすぐそばに置いたのは、カップラーメンの蓋を押さえる人形「Cupmen」です。

日本生まれのユニークなデザインの魅力を発信し続けます。

名児耶 「日本から発信されるデザインは世界中だと僕は信じています。
モノを売る時代は終わったと思っていて、物の裏側のストーリーだったり、デザイナーの思い、そういったものを共鳴共感したりして、モノと付き合っていくのが大切な時代が来ていると思っておりますね。」

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商品化するときには、さまざまな手続きというものが必要になってきます。
発売した後も、問い合わせ、やクレーム対応などをしなければならないということで、それは、ノウハウを持っていない学生には、できなくて、それを一緒にやるのが、名児耶さんの仕事だということです。

若者たちのアイディアを形にしていくのは、とても楽しいと話しているそうです。

作っている人たちとのコミュニケーションのなかから新しい製品が生まれてくることもあるそうです。

鹿島さんが、手に持って紹介したのはきれいな色の名刺入れ。
ボタンを押すと、ゆっくりと開きます。
「ornament カードケース」

町工場の技術が生きている製品です。
お化粧のコンパクトを作ってきた会社です。

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クイズ形式で、製品を紹介していました。

布巾を絞りやすくするグッズ=「ふきんスクイーザー」20140703-3
【2014年7月3日放送】


豆腐の角切りがきれいにできるグッズ=「豆腐カッター TFC1 」20131002-1
【2013年10月2日放送】

改めて、まちかど情報室は人気のコーナーなんだなと思いました。
何回かに一度、祝日特集が組まれたりしますね。
今回もしっかり20分くらい時間をとりました。

また明日から、新しい、面白いもの紹介して欲しいですね。

特集「食欲の秋 調理ラクラク」20140923-1

特集「食欲の秋 調理ラクラク」
2014年9月23日(火)、秋分の日のNHKまちかど情報室スペシャルのテーマです。

小山・鹿島両アナウンサーがシェフとホールスタッフの衣装で登場しました。
食欲の秋と言うことで、調理が楽になるグッズなどを紹介してくれました。

途中、女性の目線で商品を開発するチームのことも、取り上げていました。

(1)アクだけすくえるおたま=「あくとりスプーン」
コーナー後半で取り上げられたオークス株式会社の製品。
商品開発チームの手になるもの。
スリットの入った、おたま。あくだけが取れます。

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(2)折りたためる紙の鍋=「オリナベ」
屋外でも簡単に使える紙製の鍋。
使い捨てです。
液体が入っていれば、火にかけても燃えません。

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(3)電動式の皮むきピーラー=「イージーピーラー」
食材がまわり、きれいに皮がむけていきます。
ほかの事をしながら、皮むきができる、ということでした。


★クイズ形式で製品を紹介していました。

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(4)硬いバターを糸状に削るピーラー=「バターピーラーナイフ」
一見使い道が分かりにくいですが、きっと使い慣れたら手放せないと思います。
トーストが好きな人は特に重宝するのではないでしょうか。

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(5)飲み物を運んでもこぼれにくい=「こぼれないドリンクホルダー」
クイズに参加していた子供たちはおおよろこびでした。

やっぱり、まちかど情報室は、調理グッズが充実していますね。

特集「食欲の秋 調理ラクラク」その2–20140923-2

特集「食欲の秋 調理ラクラク」その2
2014-09-23(火)、秋分の日はNHKまちかど情報室はスペシャルでした。

食欲の秋と言うことで、調理グッズを取り上げていました。
コーナー後半は、オークス株式会社の女性による商品開発チームのことが取り上げられていました。
このチームが開発した製品は、何度もまちかど情報室で取り上げてきました。
それが改めて取り上げられていました。

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キッチンくるくる 6月8日
2012年のまちかど情報室で、みそをすくうグッズ=「計量みそマドラー」が取り上げられていました。
40万本以上の売り上げているそうです。

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魚焼きグリルで調理=「グリルダッチオーブン LS1507」20130131-1
プチオーブンなので、使いようによってとても便利です。
14万個以上売り上げ。

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オークスの商品開発の裏側を取材していました。

昭和21年創業、社員50名あまりの社員が働いています。

調理グッズを開発しているのは女性4人のチーム。
リーダーは、石綿さん。
「忙しい人を助けたい。そういうグッズにしたいと思う。」

石綿さんは仕事をしながら二人の娘さんを育て上げました。
食事の準備は、いつも時間との戦い。
手際よく調理する工夫を続けてきました。

キッチンペーパーを上の戸棚からはみ出しさせてセットしておくと、片手で切れることなどを実践してきました。

タオル用のハンガーをガスコンロの近くにつけておき、鍋の蓋を置くのに使うことも。

石綿さんは、生活に役立つアイディアをこまめに書き留めておきました。
7年間でメモは100枚を超えています。
その一枚が商品開発のチーム結成のきっかけなりました。

5年前企画会議のとき、チラシ担当だった石綿さんが提出したアイディア。
薬味がおろせるスプーン。
すぐに採用になり、8万本を売り上げたそうです。

この実績が評価されて、石綿さんをチーフとする商品開発チームが立ち上がりました。

これまで最も苦労して開発したのがトングだそうです。
試行錯誤が続きました。

いい形ができても、製造段階では通常の2倍のコストがかかるという壁にぶつかりました。
工場はなかなか引き受けてくれず、説得を繰り返しやっと製品化にこぎつけました。
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魚を直接さわらずに調理できるトング=「ゆびさきトング」なす焼きも楽20121004-2

反響は大きかったそうです。

現在、会社は、業績が回復しているそうです。
必要は発明の母ですね。

2014-09-11(木)の放送は休止。予定されていたテーマは「2つを1つにくっつけました」

2014年9月11日(木)のおはよう日本は、大雨に関するニュースを集中的に扱っていました。
北海道札幌が、大雨に降り込められています。
すでに、避難されている方もいると思います。
札幌には知人もいるので、心配しています。

お見舞い申し上げ、早く、雨が収まることを祈っています。

さいわい、道南・函館地方は夜中に強い雨がふったものの、その後は雨が上がっています。

全国で続く記録的な大雨。
どこでもありうるのだなと改めて思いました。

さて、こうした状況のなか、まちかど情報室はお休みしたようです。
予定されていたテーマは、
「2つを1つにくっつけました」

HPには、放送予定の項目が載っていました。
いずれ、放送するのかもしれませんが、書き留めておくことにします。

(1)スピーカー一体型の電球=「PLAYBULB プレイバルブ」
・問い合わせ先:MIPOWジャパン株式会社
 Tel:03-6410-7718

【楽天】

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壁や、天井のライトから音楽が流れるなんて、ステキですね。
お客さんを呼んだときなども、よろこんでもらえそうです。
ホームパーティなど、やりたくなりますね。

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(2)2色のインクがついた蛍光ペン=「ビートルティップ・デュアルカラー」
・問い合わせ先:コクヨS&T株式会社
 Tel:0120-201-594 コクヨお客様相談室

【楽天】

【アマゾン】


2本を持ち替えなくても、くるっと回すだけで2色のマーカーが使える。
これは、勉強や作業がはかどりそうです。
先が二本になっているのはカブトムシの角に似ているということなんでしょうね。
ネーミングもいいと思いました。

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(3)ピンと一体化したクリップ=「+d ピンクリップ」
・問い合わせ先:アッシュコンセプト
 Tel:03-3862-6017

【楽天】

【アマゾン】


シンプルな製品ですが、心惹かれます。
大事な写真などにピンを突き刺さずに、壁に飾れます。
好みに夜でしょうが、私はゼムクリップの質感も好きです。

夏の特選「車で外出に便利です」20140820

夏の特選「車で外出に便利です」
2014年8月20日(水)放送のNHKまちかど情報室のテーマです。

夏の行楽。
最近はガソリンが高くて、困ったものですが、やっぱり車で出かけたいという場合も多いと思います。
車で外出するときに、ちょっと便利なアイディアが紹介されていました。

(1)駐車した場所を探せるグッズ=「見つcar~る」20140528-3
・2014年5月28日(水)に「買い物 お助けします」というテーマで放送。

車でよく買い物に出かけるSさん。
大きなショッピングモールの駐車場で、自分の車を探すのに苦労することがあったそうです。

と言うことで、スマートフォンを使って場所を知らせてくれるというグッズを使うことにしました。

シガーソケットに差して使います。
エンジンを切った場所を記憶してくれます。
GPS機能を使っているようですね。

いつものところと言うよりは、慣れない場所に行って駐車した時に役に立つような気がしました。

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(2)車のトランクを仕切るための板=「トランクキーパー」20140417-2
・2014年4月17日(木)「仕切ってスッキリ」というテーマで放送。

Aさんご夫婦。
沢山買い物をして、車で帰ります。
帰り道、カーブなどで買ってきたものが動き回ります。
卵が割れることもあったようです。

動いたり崩れたりしないようにしてくれるグッズが紹介されていました。
ブックエンドのようなものですが、裏に滑りどめのテープがついていて、ずれません。

買い物したものはもちろん、鉢植えなども安定させることができます。

ちょっとした工夫でとっても便利、というアイテムだと思いました。

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(3)車で仮眠する時に頭を支えてくれるクッション=「腕枕くん」20140729-2
・2014年7月29日に(火)に「”早変わり”で便利!」というテーマで放送。

ドライブが趣味だというMさん。
ドライブ中でも、ちょっと疲れた時には仮眠をとるようにしています。

車で寝ていると首が痛くなって困っていたそうです。
そこで、シートのヘッドレストにつけるアイディアグッズを使い始めました。

ヘッドレストの柱に金具を通して使います。
筒状のクッションが付いています。

仮眠するときには、そのクッションを起こして、ヘッドレストと垂直にして、頭を寄りかからせることができるようにします。

真後ろで支えるよりも、安定感がありそうでした。
使ってみたいと思いました。