まちかど情報室「手もと助けます」
2016/01/14(木)の放送でした。
●テーブルに置いて押さえて切れる=「オシバサミ」
新潟県の市場、長岡の寺泊。
この時期、日本海で取れた新鮮なカニが並びます。
Oさんのお宅の食卓には、ボイルされたカニが並びました。
ハサミで、食べやすいように切り分けたいんですが、、、
「切るときに、結構手に力を入れなくちゃいけないし、一度じゃ切れないので何度もハサミを握っているうちに、手が疲れて痛くなります。」
そこで、ちょっと変わったキッチンバサミを使うようになりました。
持ち手に特徴があります。
和久田 「幅が太めですね。」
ハサミをテーブルに置いて使うことができます。
テーブルの上に置いても安定するので、硬いカニの殻も上からどんと抑えて切ることが出来ます。
和久田 「体重をかけられそうですね。」
さらに、刃先が曲がっているという特徴があります。
硬いものを切るときに、まっすぐな刃だと、先のほうに滑って行って切りにくいものです。
これが、曲がっていると止まりやすい。
しっかりと挟めるようになっています。
「手で押して切るときは、普通のキッチンバサミに比べて力が半分くらいで済みましたし、一度で切れるのでとても楽でした。」
硬いものを切るときには、力が入って危ないこともあります。
子供が小さかったりして、やってあげなければならない時には本当に大変だと思います。
刃先が回っているのは、園芸で使う剪定ばさみをヒントに考えられたアイディアだそうです。
剪定ばさみの先は、枝が滑りぬけないように曲がっていたのでした。
職人の方が一つずつ手作業で仕上げているということです。
我が家にも先の曲がった園芸ばさみがありますが、とても使いやすいです。
考えてみれば、枝が逃げないので、力のロスがないということですね。
納得しました。